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困難も試練も、乗り切れる?
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しかし、イエスは彼らに言われた。「わたしだ。恐れることはない。」それで彼らは、イエスを喜んで舟に迎えた。舟はほどなく目的の地に着いた。(ヨハネ6:20-21)
イエス様が男だけで五千人に腹いっぱい食べさせる、という奇跡をなさったその日の夕方、弟子達は、ガリラヤの湖の岸辺から対岸に向かって小舟をこぎ出しました。じつは、この記事は、マタイの福音書にも記されていて、それによると、イエス様はむりやり彼らを小舟に乗り込ませ、向こう岸に向けてこぎ出させたのです。
ガリラヤ湖の漁師であり最年長のペテロは長年の経験から、すぐに空模様を見たでしょう。そして「先生、今こぎ出すのは、まずいっすよ。あの雲を御覧なさい。今夜の湖は荒れますぜ。」とか言って、舟を漕ぎ出すのをためらったでしょう。しかし、イエス様はあえて彼らを舟で向こう岸へ行かせたのです。
案の定、少し沖にこぎ出したところで日が沈み、強い向かい風が吹き始めました。筋肉たくましい男達が力いっぱい「ろ」をこいでも強風と波で前に進めません。夜中の3時になってもまだ沖合いで波風と格闘していたのです。ほらみたことか、とペテロがつぶやくのが聞こえてくるようです
ずぶ濡れになりながら目をあげると、波しぶきと闇の中で波に見え隠れしながらこちらにやって来る薄ぼんやりとした人影があるではないですか。筋骨たくましい男たちはてっきり幽霊だと思ってだらしなくも震え上がり悲鳴を上げました。すると聴きなじみのある主イエスの声がしたのです。「わたしだ。恐れることはない。」
イエス様を小舟に招き入れると、猛烈に吹きまくっていた風はピタリと止み、あんなに苦労して漕いだのがうそのよう、舟はほどなく目的の地に着きました。
主は、なぜ、ペテロたちにそうされたように、私たちの意に反したところに強いて送り出し、大変な目に会わされるのか。そう考えたり、実際、今試練や困難の中におかれているかたには、BBN聖書学院の「クリチャン・ライフと聖書」(20000台)の中にとっておきのコースがいくつがあります。是非受講なさってください。学びを通して、神様が私たちに試練や困難が襲うのを許される意味を、新しく知ることになるでしょう。
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担当
BBN BI
記載日
1/6/2011 1:00 PM
読者数
4312
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