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短気は損気(コロサイ人への手紙3:8)
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「あなたがたも、すべてこれらのこと、すなわち、怒り、憤り、悪意、そしり、あなたがたの口から出る恥ずべきことばを、捨ててしまいなさい。」(コロサイ人への手紙3:8)
2009年の全米オープンテニスで、世界的に知られた女性選手が、試合の最中に審判が下した判定に不満をもって、自分が持っているラケットを地面に叩きつけ、大声で汚い言葉でわめき散らしながら審判に詰め寄って激しく抗議しました。観客の間からは、オーッという驚きと非難の声が上がりました。このような抗議態度はテニスの試合ではあってはならないのことなのです。
結局、彼女は翌日このことについて謝罪しましたけれども、審判に対する不遜な抗議態度について1万ドルと、ラケットをコートに叩きつけたということで、更に500ドル、合計10,500ドルのペナルティーが課せられました。
米国では、彼女の醜態が三大ネットワークを初めとしてかなりの放送局のニュースでも大きく取り上げられて話題になりました。「お父さん、お母さん、もしあなたのお子さんが、試合のマナーを無視した彼女の態度を見たら、何と説明しますか。あのような態度は受け入れられますか。」といった取り上げ方もされていました。
もっとも、彼女は以前、本を書いたのですが、その中で、試合相手に対して激しい挑戦の心を持って望むにしても、短気を起こしてはならない。あくまでも忍耐が大切だ、と言ったことを書いています。彼女は、人に与えたその教訓を自分自身で破ってしまったわけなのです。
コロサイ人への手紙3:8には、「あなたがたも、すべてこれらのこと、すなわち、怒り、憤り、悪意、そしり、あなたがたの口から出る恥ずべきことばを、捨ててしまいなさい。」と記されています。
あれは有名テニスプレーヤである彼女の失態だ、と他人事にしないようにしましょう。私たちも神さまから、毎日をイエス・キリストに従うものに相応しい態度と言葉遣いで歩むようにと言われています。このみことばを深く心に留めることにしましょう。
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担当
Hitoshi Shinoda
記載日
4/18/2011 12:17 PM
読者数
4803
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