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王の王を迎えよう
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「イエスが、ヘロデ王の時代に、ユダヤのベツレヘムでお生まれになったとき、見よ、東方の博士たちがエルサレムにやって来て、こう言った。『ユダヤ人の王としてお生まれになった方はどこにおいでになりますか。私たちは、東のほうでその方の星を見たので、拝みにまいりました。』それを聞いて、ヘロデ王は恐れ惑った。エルサレム中の人も王と同様であった。」(マタイの福音書2:1-3)
エルサレムにやって来た博士たちの質問を注意深く読んでください。「王位を継がれる予定の方」ではありません。「王としてお生まれになった方はどこですか」、と聞いて回ったのです。王としてお生まれになったかた、とは、イエス・キリストです。
ところが、誰一人として、イエス様がお生まれになったことも、お生まれになった場所も知りませんでした、そればかりか、東方の博士たちの思いもかけない言葉に恐れたのです。ヘロデ大王は、新しい王に自分の命を狙われるかもしれないと恐れ惑い、人々は、内戦が起こるかもしれない、と恐れたのです。彼らにとって、イエス様を自分たちの王として迎えるなど、とんでもないことでした。彼らは王の王が来られることを拒んだのです。
実は、サタンや悪霊もイエス・キリストが来られるのを恐れていました。王の王であるイエス・キリストが自分たちを永遠に燃える火の池に投げ込むことになるのを知っていたからです。彼らは自分たちの完全敗北を少しでも先に延ばそうと、躍起になって人々を惑わし、仲間に引き入れ、王の王に抵抗するのです。
彼らの抵抗は現代も続いています。巧みに人々の心にはたらいてイエス・キリストから眼をそらさせたり、人生にこの方が関わってくることを拒むようにはたらきかけています。サンタクロースをクリスマスの主役に仕立て上げてクリスマスの本当の意味を骨抜きにし、人々が王の王に関心を払わないようにしようとするのも、そのひとつです。
私たちの罪を身代わりに負って十字架に架かり死んでくださった王の王。三日目に死に勝利して甦られた王の王。やがてこの地上に再びこられて、ご自身の救いに預かった人々を御許に引き寄せてくださる王の王。私たちを罪の束縛から解放し、罪に凍りついた心を融かし、ご自身の血潮によりきよめてくださるこのお方こそ、神であり万物の王の王であるイエス・キリストです。
このお方の誕生を改めて覚え感謝する季節となりました。あのヘロデや町の人々のようにではなく、このお方を拒んだことを悔い改めて、あなたの心の内に王の王イエス・キリストをお迎えください。
<<BBN聖書学院の「イエス・キリスト」(コース番号10600)や「サタン論」(コース番号10200)は、イエス・キリストの権威について学ぶ上で参考になります。>>
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担当
Hitoshi Shinoda
記載日
11/30/2011 4:10 PM
読者数
4401
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