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クリスチャンのよみがえり

 

第14章  

クリスチャンのよみがえり

 

 聖書は、からだのよみがえりについて少なからず述べています。聖書のいくつかの箇所で、ある人たちが死からよみがえっています。これらは、神様の力が死に打ち勝つことを示す奇跡です。しかし、その人たちは、やがては再び死んだのですから、復活したというよりは、むしろ、「蘇生」して元の命を取り戻したと言えます。ラザロがその好例です。 ヨハネ11:39-44

 

 死んだ後、肉体をもって復活したの最初の例は、イエス・キリストです。キリストは、死人から初めてよみがえった初穂です。「今やキリストは、眠った者の初穂として死者の中からよみがえられました。」 1コリント15:20  聖書がクリスチャンの死を表現するときは、死んだとしないで、いつも「眠っている」と表現します。キリストが死者の中から初穂としてよみがえったのは、やがてすべての人をよみがえらせるという、神様のお約束だったからです。

 

 キリストのからだであり、真の教会は、復活のからだとなります。「キリストにある死者が、まず初めによみがえります。」1テサロニケ4:16 とあります。これは、キリストにあって死んだすべての人の肉体の復活です。その肉体たちは、それぞれが魂や霊と一つとされ、イエス・キリストの花嫁として天に上げられるのです。これが教会の「携挙(けいきょ)」と呼ばれるものです。このことについて、あとでもう少し説明します。

 

 肉体をもって復活したキリストを、500人以上の人々が目撃し証言しました。目撃者は、信じない人々の反対をものともせずに証言しました。ほとんどの裁判所では、証言のために喚問される証人の数は7人です。新約聖書は、イエス様を個人的に見た人々の証言が記録されていますし、500人以上の人々が、イエス様が復活された後、そのお姿を見たと証言していますし、そのほかの人々は、イエス様は生きておられると証言しました。彼らは、イエス様がむごたらしい十字架刑で死なれ、その後3日間、警護された石の墓の中に葬られていたのち、肉体の復活によって墓から出てこられたイエス様と何回か共に過ごし、話したり、食べたり、交わりのときをもったりしたのです。イエス・キリストが、死から肉体を持って実際によみがえったという、きわめてはっきりした証拠があります。

 

 新約聖書の27巻と教会こそ、キリストが復活されたのでできあがったのです。キリストが十字架にかけられて埋葬されたエルサレムで、使徒たちが宣教を始めると、教会は直ちに始まりました。1日の内に3000人が救われました。彼らはいたるところへ出かけて行って、イエス様が死人の中からよみがえって生きておられると宣べ伝えたのです。もし宣べ伝えたことが事実でなければ、反対派の人々はその死体を持ち出してきて、初代教会が主張しているすべてを確実に黙らせることができたでしょう。事実は、キリストは十字架に架けられ、3日後に、肉体をもって墓からよみがえられたのです。イエス様は生きておられ、イエス様が生きておられるから、私たちも生かされるのです。

 

 

 

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